今週17日に初日を迎えますABTですが、
本日の16日(水)にフジテレビ「めざにゅ〜」内の
「エンタメクリック」というコーナーで、30秒ほどで紹介されました!
2008年07月16日
今朝ABTが紹介されました

2008年07月15日
いよいよ、「ABTの夏」始まる!
8週間にわたるニューヨークでの公演を終え、舞台スタッフ、サウンド・スタッフがまず来日!そして今日は、ダンサーたちが来日しました。
ジリアン・マーフィー、ホセ・カレーニョ、イーサン・スティーフェル、パロマ・ヘレーラ、マルセロ・ゴメス、ディヴィッド・ホールバーグ・・・プリンシパルが次々とホテルに到着する様子は、まさに「オールスター!!」
これだけのメンバーを揃えることができるのは、やはりABTだけ!
問合せの多いソリストの加治屋百合子や、今回のMETシーズンでコール・ド・バレエから「海賊」のコンラッド役に大抜擢されたコーリー・スターンズも、初めての日本公演に少し興奮気味な様子。日本のファンは楽しみにしています、と伝えると、はにかみながらも「とにかくエンジョイしてもらえるよう、僕自身も楽しんで踊るよ!」と話してくれました。
ジュリー・ケント、イリーナ・ドヴォロヴェンコ&マキシム・ベロセルコフスキー夫妻、そして今回がABTとの最後の来日公演になるアナニアシヴィリは、別のフライトで到着。みんな、大好きな日本に到着し、嬉しそうな姿を見せてくれました。
オフィシャル・ブログでは、公演の様子はもちろんのこと、リハーサルの様子、楽屋での素顔など、毎日アップしていきます。今年の夏はABTと一緒に盛り上がりましょう!

2008年07月14日
マッケンジー版「白鳥の湖」の魅力
少し前になりますが、ミシガンに住んでいらっしゃる日本人の方で、バレエに携わっていらっしゃる方から、デトロイト公演のレポートを書いていただきました。
マッケンジー版「白鳥の湖」の魅力に触れていただけます!
『白鳥の湖』に関しては何度見ても、演出・振付者・踊り手によって新たな発見があり、主役はもちろん、群舞のアンサンブルもそれぞれユニークに構成されていると感じます。音楽構成は同じにせよ、特にラストシーンはハッピーエンドなのか、それとも悲劇で終わるのかにゾクゾク、ワクワク。国内外の『白鳥の湖』を数多く観てきた私には、どちらにせよ、セットや結末には興味が湧く深い面白い作品のひとつです。
2007年3月、ABTのアメリカ国内ツアーでのデトロイト公演『白鳥の湖』の5回公演の内、3回も鑑賞するチャンスに恵まれました。デトロイトには素晴らしいオペラハウスがありますが、世界的に有名なバレエ団の舞台が観られるのは1〜2年に1度程度。『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』のようなポピュラーな演目は特に人気があります。
DVDで何度も観ているマッケンジー版の内容は、やはり生の公演となると観応えがありました。幕ごとのセットや衣装は非常に色彩に富んでかつ荘厳、豪快に展開されユニーク。その中でくり広げられる各場面はハリウッド映画並みのアメリカらしい大胆な情景で、観客の眼を充分楽しませてくれました。眼の前のダンサーたちの迫力を肌で感じられ、群舞ではダンサーひとりひとりの動き、表情や個性を細かく表現させるマッケンジー版は魅力的、さすが、マッケンジー!改めて彼の凄さ、新しい演出に圧倒されます。
プロローグは、美しい女性が森の悪魔ロットバルトの魔法で白鳥に変えてしまうシーンですので、バレエ観賞初心者でも「白鳥の湖」を充分理解できるのが嬉しいと思います。楽しみです。
<3組のダンサーたちの魅力を堪能>
私が拝見した『白鳥の湖』の主役は、《パロマ・ヘレーラ&ゲンナジー・サヴェリエフ組》が2回、《ジリアン・マーフィー&ホセ・カレーニョ組》。
誕生日のお祭りシーンは、王妃から花嫁を選ぶよう言われた王子が、自由を奪われる悲しみから切ない表情のシーン。孤独な踊りと演技力でその雰囲気を十分に表現しつつ、カレーニョはオーラを放つ存在感で魅了。華麗なソロは上品で繊細、そして熟練された高い技術を持つ踊りはサヴェリエフと、配役の妙を楽しむことができ、これもスターダンサーを擁するアメリカン・バレエ・シアター(ABT)ならでは、とため息が出ました。
踊りが大胆で躍動感が舞台いっぱいにあふれるマーフィーの32回転は見事!DVDで観た時より更にレベルアップされ、腕を大きく上下に羽ばたきながらの大回転は今までにも見たことがありません。マーフィーとヘレーラのオデット/オディールは堂々とした安定感ある完璧なテクニックを披露。3幕のキャラクターダンスも必見。
舞台が明るく華やかな設定、幕が開いた瞬間、その華やかさにを奪われ客席までもが優雅な気分にさせる力強さ。音楽をくまなく使う演出、隅々までオーガナイズされたセット、長い演出にも拘わらず観客を退屈させず引き付ける魅力ある舞台で心から堪能させる傑作です。
日本の公演が待ち遠しい。
レポート:from ミシガン/Takako

2008年07月11日
「オールスター・ガラ」
華やかなダンサーたちが次から次へと登場する「オールスター・ガラ」公演。
どのダンサーたちが、どのパ・ド・ドゥを踊るのか・・・と、
じっくり見ていけば見ていくほど「スター揃い」を、つくづく感じるラインアップです。
ドヴォロヴェンコとベロセルコフスキーの《眠れる森の美女》、レイエスとカレーニョの《海賊》など、“このダンサーでこのパ・ド・ドゥで観たい”という希望に、そのまま応えてくれたかのようなプログラムです。
この中で、私が楽しみにしているのは《シナトラ組曲》
これまでに取材したダンサーたちが「シナトラ組曲を踊りたい」と話してくれたから。
カレーニョは、その時着ていた白いTシャツをギュッとつかみながら「憧れていたバリシニコフが初演したこの作品には特別な思いがある」と、ゴメスは「3曲目と4曲目が特に素敵だよね。いつも踊っていてジーンときてしまうんだ」とあの目で訴えて(!)くれました。そして、コレーラはバリシニコフの大ファン。前回グルジア国立バレエで来日した時に「バリシニコフが“シナトラ組曲”を踊った時にしていたカマーバンドを持っているんだ!」と教えてくれました。
そんな男性ダンサーたちの思い入れたっぷりな作品。
今回踊ってくれるのはカレーニョ(17日)と、コレーラ(18日)と、それぞれどんな“愛”を踊ってくれるのかが楽しみです。
そして、意外に注目なのは・・・とニューヨークの友人が教えてくれたのは、ケントとゴメスの「メリー・ウィドウ」のパ・ド・ドゥ。昨年、フェリの来日公演で「シンデレラ」のパ・ド・ドゥを踊った二人ですが、柔らかで少し憂いをおびたケントとダンディーなゴメスの“おとなな魅力”がたっぷりのはず。
最後に、すでにNYからのレポートでもご報告しました《ラビット・アンド・ローグ》
これはどんなに言葉を尽くすよりも、写真でご覧いただきましょう!
あらゆるダンス言語を駆使した、ノンストップの45分間
スティーフェル、コルネホ、マーフィー、ヘレーラ、ホールバーグ、サヴェリエフ、加治屋百合子・・・必見のダンサー総出演です!

2008年07月10日
各演目の予定上演時間

2008年07月09日
加治屋百合子:出演日
加治屋百合子はABT唯一の日本人バレリーナ。昨年7月にソリストに昇進。

今年のニューヨークのメトロポリタンシーズンでは、6月3日に世界初演された「ラビット・アンド・ローグ」のクヮルテット役にファースト・キャストに抜擢された他、「海賊」のギュリナーラ、「ラ・バヤデール」のガムザッティ、「メリー・ウィドウ」のヴァランシエンヌ役を踊り、確実なテクニックはもちろんのこと、豊かな感性、役作りの説得力など高い評価を得ています。

≪出演日≫
7月17日(木)19:00開演「オールスター・ガラ」“ラビット・アンド・ローグ”カルテット役
7月18日(金)19:00開演「オールスター・ガラ」“ラビット・アンド・ローグ”カルテット役
7月20日(日)13:00開演「海賊」“ギュリナーラ”
7月21日(祝)13:00開演「海賊」“オダリスク”
7月23日(水)18:30開演「白鳥の湖」“パ・ド・トロワ(王子の友人)”
7月24日(木)18:30開演「白鳥の湖」“ 小さな白鳥”
7月25日(金)18:30開演「白鳥の湖」“パ・ド・トロワ(王子の友人)”
7月26日(土)18:00開演「オールスター・ガラ」“ラビット・アンド・ローグ”カルテット役 [びわ湖ホール]

現地NYから「ラ・バヤデール」公演レポート
5月に開幕したABTのメトロポリタン・シーズンも、いよいよ来週で終わり。
ダンサーたちの間でも、日本公演を心待ちにする声がますます大きくなっているそうです。来日直前!、現地NYから「ラ・バヤデール」公演のレポートをお届けします。
「ラ・バヤデール」公演も、他の古典作品同様1週間上演されましたが、ジリアン・マーフィーが初めてニキヤを踊ったり、加治屋百合子がガムザッティにキャスティングされたり、話題も多かったようです。
ジリアンは来日中のインタビューで「METシーズンでは古典作品の役を、自分のペースにあったタイミングでひとつひとつ任せてもらえたことで、自分のキャリアを着実に重ねることができた」と話していましたし、加治屋百合子も「(あの伝説のバレリーナ)マカロワから直接レッスンを受けれて、本当に素敵です」と教えてくれました。
今回のMETシーズンで大活躍の二人に、来日したらぜひ感想を聞いてみたいと思います!今から来日が待ち遠しいです!
それでは、公演レポートお楽しみください。
6月最終週のニューヨークでは、全3幕5場構成のマカロワ版『ラ・バヤデール』が上演されました。この作品は、『白鳥の湖』『眠れる森の美女』同様、マリウス・プティパが振り付けを手がけた60ものバレエ作品中の傑作の1つとされており、古代インドを舞台に、愛・神秘・運命・復讐・正義といった複雑な要素を絡ませながら、壮大な愛の物語が展開していきます。
寺院の舞姫(バヤデール)のニキヤは、自分に好意を寄せる大僧正の愛を拒絶し、一途に戦士ソロルを慕い、2人は永遠の愛を誓っていました。しかし、領主の娘ガムザッティの美貌と権力に魅かれたソロルは、ガムザッティとの結婚を承諾してしまい、ニキヤはその祝宴の席で舞を披露するよう命じられます。そして毒蛇の隠された花篭を受け取り、行き途絶えてしまうのです。
さて、ニューヨークの観客は、公演後各々の感想を自由に語り合います。先日も、ABTの公演プログラムを手にした年配の女性が、「公演中涙が出てきてしまったの。彼女はまさに役者だわ。」と話していました。彼女とは、この日ニキヤ役を踊ったパロマ・ヘレーラのことです。全編を通じ、悲恋を抱えながられも美しく舞を披露をするニキヤの姿に、観客の誰もが心を打たれたことでしょう。また、共演のアンヘル・コレーラも、ニキヤを裏切ってしまった悔恨と彼女を失った悲しさに苦しむソロル役を、十分に演じきっていました。
そして圧巻は、「影の王国」と呼ばれるソロルの夢のシーンです。精霊達が一人ずつ、アラベスク・パンシェを繰り返しながら登場しますが、ABTのコールド・バレエの美しさはここでも立証されました。更にスカーフを使ったニキヤとソロルの舞では、非常に美しく、息の合ったパートナーシップを堪能することが出来ました。
ABTの日本ツアーでは、オールスター・ガラ公演の両日、ミシェル・ワイルズとデイヴィット・ホールバーグの『ラ・バヤデール』パダクション(*)が予定されています。どんなパートナーシップを見せてもらえるのか、こちらも是非期待したいところです。
(6/18『ラ・バヤデール』鑑賞:ブログ・レポーターfromニューヨーク/Akane)
*「ラ・バヤデール」パ・ダクシオンでは、第1幕3場のシーンが上演されます。
パ・ド・ドゥだけではなく、コール・ド・バレエも加わった舞台になる予定です。

携帯から無料着うた
曲名:「白鳥の湖」Op.20 4羽の白鳥の踊り
演奏:トウキョウフィルハーモニー交響楽団
指揮:渡邊一正
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