「海賊」公演で多くの話題を集めていたサヴェリエフのジャンプ!
正式な名前は「カジョール・リヴァルタット」というそうです。
後ろ向きの姿勢から入り、半回転(180度)さらに1回転(360度)しているので、ABTの中では「540」と呼ぶことが多いと、サヴェリエフ本人が教えてくれました。
公演会場でも多くの問い合わせを受けたことを伝えると、本人は「え!日本のファンは熱心だね!」と少しはにかみながら、でもうれしそうな表情をしていました。
「海賊」4公演が大好評のうちに幕を閉じました。
同じ演目・演出でありながら、各ダンサーたちの個性でまったく違った魅力の作品に仕上がりました!
明日からの「白鳥の湖」5公演も、「ガラ」や「海賊」で大いに会場を沸かせたダンサーが次々登場します。
そのダンサーたちの魅力を一覧にしたので、それぞれの公演を見比べてみてはいかがですか?
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「海賊」公演で大活躍したゲンナジー・サヴェリエフ!
あの「超」を2つ以上つけたいほどの「超」超絶技巧、会場を沸かせる踊りからは想像もできないほど、素顔はシャイで几帳面。
今回、METシーズンで踊りこまれた「ラビット・アンド・ローグ」では、パロマ・ヘレーラとの息のあった踊りと間が絶妙。
「海賊」ではテクニックで魅せるとともに、ランケデムのずるがしこさ、勇気あふれるコンラッドを細かに演じていました。それによって、相手役や周りのダンサーたちの雰囲気も盛り上がり、パフォーマンスとしての質も「世界一」なものになっていました。
「白鳥の湖」では、マッケンジー版ではさらに注目度の高い「貴公子ロットバルト」役、そして王子の友人「ベンノ」役で出演します。
≪今後の出演日≫
7月24日(木)18:30開演「白鳥の湖」“ロットバルト”
7月25日(金)18:30開演「白鳥の湖」“パ・ド・トロワ(王子の友人ベンノ役)”
7月26日(土)18:00開演「オールスター・ガラ」“ラビット・アンド・ローグ(ガムラン・カップル役)”
ABTで踊る唯一の日本人ダンサー。10歳で上海のバレエ学校に入学し、単身バレエ学校の寮に入る。
2000年にローザンヌ国際バレエコンクールで注目を集める。
2002年にABTに正式入団。
2007年にはソリストに昇格。
バレエに対する真摯な姿勢からは想像もつかないほど、普段はおっとりしている加治屋さん。インタビューなど丁寧に答えてくれます。
踊りでは、ひとつひとつの動きが丁寧!完璧なプロポーションと追求しつくされたポージング。
今回、「海賊」のギュリナーラやオダリスクで注目を集め、今後の出演予定の問合せが殺到しました。
≪今後の出演日≫
7月23日(水)18:30開演「白鳥の湖」“パ・ド・トロワ(王子の友人)”
7月24日(木)13:00開演「白鳥の湖」“ 小さな白鳥”
7月25日(金)18:30開演「白鳥の湖」“パ・ド・トロワ(王子の友人)”
7月26日(土)18:00開演「オールスター・ガラ」“ラビット・アンド・ローグ”カルテット役 [びわ湖ホール]
21日の「海賊」の公演終了後「白鳥の湖」に向けてひと言頂きました。
「白鳥の湖のパ・ド・トロワはとてもキュートな役。可愛らしく踊れるように頑張ります。
日本の皆様、白鳥も引き続き応援よろしくお願いします。」
7/20朝11時、「海賊」の本番前に公開レッスンが行われました。
その日の公演に出演しないダンサーもクラスレッスンには参加します。
この日のレッスンに参加したのは、ベロセルコフスキー、ドヴォロベンコ、ゴメス、ケント、マーフィー、ワイルズ、コープランド、マシューズ、ロペス、そして加治屋百合子 など。
イリーナ&マックス夫妻。
バーレッスンでも見ているだけでうっとり。
ひとつひとつの動きが丁寧で正確な加治屋百合子。
後ろにはマーフィーの姿が。
ゴメスの美しいアラベスク。
カメラを向けたらにっこり!
コールド・バレエのアレハンドロ・ピリス=ニーニョ。
7月20日18:00開演の「海賊」の前に、アメリカン・バレエ・シアター(ABT)の芸術監督のケヴィン・マッケンジーによるプレトークが行われました。
マッケンジーは今回の来日公演で注目の「白鳥の湖」を振り付け、2000年に初演をし、NYを沸かせました。そのマッケンジー版「白鳥の湖」の見どころをいち早く観客の皆さんに紹介しました。
本人がかつてダンサーだった頃、日本で初めて踊ったのが「白鳥の湖」。そこから出発し、いろいろな「白鳥の湖」に出会い、影響を受けてきました。マッケンジー版のもっとも特徴的なことは、ロットバルトを2人のダンサーが演じていることです。
「ロットバルトの持つ2面性、悪魔的なところと魅力的なところ。それを一人で演じるのが物理的に無理でした。それをデザイナーは素晴らしいヴィジュアルにしてくれました」。
23日にオデット/オディール役で出演のジュリー・ケントとジークフリート役で出演のマルセロ・ゴメスも登場!マッケンジー版「白鳥の湖」を愛する二人が、この作品に対する思い入れを語りました。
「この作品の2つの重要なテーマ、“愛と許し”、“愛が問われること”がとても美しく表現されています」
「対極のキャラクター、ロットバルトとジークフリート、どちらも魅力的です」
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