桜が満開になるのと同時に、日本に来てくれたプリンシパル・ダンサーのジリアン・マーフィー。
今回は今年7月、3年ぶりに来日アメリカン・バレエ・シアター(ABT)日本ツアーのPRのため、ということで非常に短く、でも充実した滞在になりました。
ジリアンは、「今、ニューヨークで最も輝いているバレリーナ」であり、ニーナ・アナニアシヴィリ、ジュリー・ケント、パロマ・ヘレーラ、ホセ・カレーニョ、アンヘル・コレーラ、マルセロ・ゴメス・・・など、スターダンサーたちが集まるABTの中でも一押しの「新しいスター」☆
ほとんどのABT公演に出演し、それ以外の日は世界中(つい先日もマリインスキー劇場で行われた「国際バレエフェスティバル」にゲスト出演していたことは、このブログのレポートでご存知の方も多いはず!)で踊っていますので、なかなか日本で踊る機会がなかったジリアン。(前回のABT日本公演以来の来日になります)
「ジリアンって普段はどんな人?」「素顔を知りたい!」という声をたくさんいただいていますので、少し遅くなりましたが「ジリアン、PR来日レポート」を5回に分けてお送りします。
今日は、滞在の最後に行った「チャコット渋谷本店」でのイベントの模様をレポート!
「チャコットは日本で一番大好きなお店」「お買い物する時間、ある?」と、チャコットに行くことを来日直後から楽しみにしていたジリアン。それが、平日、それも新年度始まったばかりの日に集まってくださったファンの皆さんを前に、喜びが倍増。(とても色白なのですが、頬がポッと赤くなっていました。キレイさは写真をご覧ください!)

普段はとてもシャイで、始めての人に会う時には「実は少し緊張してしまう」と話していたのですが、ファンに会うのは別のよう。「あなたもバレエを習っているの?」とか、百合子さんというお名前のファンの方には「ABTにも、加治屋百合子さんという日本人の素晴らしいソリストがいるのよ」などと話し、一人一人と握手。

その後の「質問コーナー」では、来日演目「白鳥の湖」「海賊」「トワイラ・サープの新作(オールスター・ガラで日本初演される45分の大作)」について話してくれました。
中でも「白鳥の湖」はアンヘル・コレーラとのDVDが評判になっていることからも判るように、彼女にも相当の思い入れがある様子。「オデット姫とオディール姫を演じ分けるところを観てほしい」とアピール。
移動中「ジリアンの素顔は、オデット姫の方が近いよね?」と聞いたところ「でも、少し自分でも気がつかないところでオディール姫の部分を感じることがある。“白鳥の湖”は単なるおとぎ話ではなくて、登場人物それぞれの心の動きを追っていくと、いろいろ見えてくるものがある」と真面目な顔で答えてくれたジリアン。踊っている時はそのような細かいことは考えず、とにかく表現したいものを120%出すだけ、だそうですが、その前に考え、分析し、感じてみることが必要・・・という言葉に、ますます彼女の踊りをステージで観てみたいという思いがしてきました。
トワイラ・サープの新作についても話してくれたのですが、それはまた次回に。。。

イベントの最後に「スタジオの中で一番大好きなものは何ですか?」という質問を受けて、ジリアンが話したこと!
お気に入りのトウシューズや、レオタードの話をしてから、最後に、はにかみながら少し早口で「イーサン・スティーフェル」と答えていました。
10年前の彼女の誕生日(4月です!)からつきあい始めたという同じABTのプリンシパル、イーサン・スティーフェル。バレエのパートナーとしても、プライベートのパートナーとしても、尊敬して、いつも大切に思っている様子が伝わってきました。
彼女の人柄がそうさせたのでしょう・・・とてもあたたかい「春らんまん」なイベントでした!
おまけ☆

ラメスプレーを子供につけるマーフィー。気に入ったので購入してました!
posted by JAPAN ARTS at 13:34|
ジリアンPR来日レポート
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