7/20朝11時、「海賊」の本番前に公開レッスンが行われました。
その日の公演に出演しないダンサーもクラスレッスンには参加します。
この日のレッスンに参加したのは、ベロセルコフスキー、ドヴォロベンコ、ゴメス、ケント、マーフィー、ワイルズ、コープランド、マシューズ、ロペス、そして加治屋百合子 など。
イリーナ&マックス夫妻。
バーレッスンでも見ているだけでうっとり。
ひとつひとつの動きが丁寧で正確な加治屋百合子。
後ろにはマーフィーの姿が。
ゴメスの美しいアラベスク。
カメラを向けたらにっこり!
コールド・バレエのアレハンドロ・ピリス=ニーニョ。
2008年07月21日
公開レッスン・レポート

2008年07月19日
7/18キャスト変更のお知らせ
7/18「ガラ公演」の≪ラビット・アンド・ローズ≫において、
急遽変更がございましたのでお知らせいたします。
カルテット:加治屋百合子[怪我により] → ミスティ・コープランド
カルテット:カルロス・ロペス → ジャレッド・マシューズ
アンサンブル:ミスティ・コープランド → メラニー・ハムリック

2008年07月16日
キャスト変更のお知らせ
★アンヘル・コレーラは怪我のため来日ができなくなりました。
そのため以下の通り出演予定に変更がございます。
なにとぞご了承をいただきますよう、お願い申し上げます。
≪オールスター・ガラ公演≫
●7月17日(木)19:00
「シナトラ組曲」 ホセ・マヌエル・カレーニョ → マルセロ・ゴメス
「ドン・キホーテ」 アンヘル・コレーラ → ホセ・マヌエル・カレーニョ
*出演者変更に伴い、下記の順序で上演いたします。
「ラ・バヤデール」
「マノン」
「シナトラ組曲」
「白鳥の湖」
「ドン・キホーテ」
休憩
「ラビット・アンド・ローグ」
●7月18日(金)19:00
「メリー・ウィドウ」 マルセロ・ゴメス → ホセ・マヌエル・カレーニョ
「シナトラ組曲」 アンヘル・コレーラ → マルセロ・ゴメス
≪海賊≫ アリ役
●7月19日(土)18:30 ホセ・マヌエル・カレーニョ
●7月21日(月・祝)13:00 エルマン・コルネホ
≪白鳥の湖≫ ジークフリート王子役
●7月25日(金)18:30 イーサン・スティーフェル
『びわ湖公演≪オールスター・ガラ≫』
●7月26日(土)18:00
「ドン・キホーテ」 アンヘル・コレーラ → エルマン・コルネホ
「ラビット・アンド・ローグ」 エルマン・コルネホ → サッシャ・ラデツキー
『大阪公演≪海賊≫アリ役』
●7月27日(日)15:00 ホセ・マヌエル・カレーニョ
以上、ご了承をいただきますよう、お願い申し上げます。
なお、予定キャスト表はホームページを参照してください。
★7月16日現在、このほかに変更はございません。
予定出演日・来日ソリストは、今後も変更になる場合がございます。
公演日ごとの最終的な出演者は当日発表とさせていただきます。
出演予定者・演目に変更がありましても、お求めいただきましたチケットのキャンセルや
公演日の振替等はお受け致しかねますので、あらかじめご了承下さい。

2008年07月15日
いよいよ、「ABTの夏」始まる!
8週間にわたるニューヨークでの公演を終え、舞台スタッフ、サウンド・スタッフがまず来日!そして今日は、ダンサーたちが来日しました。
ジリアン・マーフィー、ホセ・カレーニョ、イーサン・スティーフェル、パロマ・ヘレーラ、マルセロ・ゴメス、ディヴィッド・ホールバーグ・・・プリンシパルが次々とホテルに到着する様子は、まさに「オールスター!!」
これだけのメンバーを揃えることができるのは、やはりABTだけ!
問合せの多いソリストの加治屋百合子や、今回のMETシーズンでコール・ド・バレエから「海賊」のコンラッド役に大抜擢されたコーリー・スターンズも、初めての日本公演に少し興奮気味な様子。日本のファンは楽しみにしています、と伝えると、はにかみながらも「とにかくエンジョイしてもらえるよう、僕自身も楽しんで踊るよ!」と話してくれました。
ジュリー・ケント、イリーナ・ドヴォロヴェンコ&マキシム・ベロセルコフスキー夫妻、そして今回がABTとの最後の来日公演になるアナニアシヴィリは、別のフライトで到着。みんな、大好きな日本に到着し、嬉しそうな姿を見せてくれました。
オフィシャル・ブログでは、公演の様子はもちろんのこと、リハーサルの様子、楽屋での素顔など、毎日アップしていきます。今年の夏はABTと一緒に盛り上がりましょう!

2008年07月14日
マッケンジー版「白鳥の湖」の魅力
少し前になりますが、ミシガンに住んでいらっしゃる日本人の方で、バレエに携わっていらっしゃる方から、デトロイト公演のレポートを書いていただきました。
マッケンジー版「白鳥の湖」の魅力に触れていただけます!
『白鳥の湖』に関しては何度見ても、演出・振付者・踊り手によって新たな発見があり、主役はもちろん、群舞のアンサンブルもそれぞれユニークに構成されていると感じます。音楽構成は同じにせよ、特にラストシーンはハッピーエンドなのか、それとも悲劇で終わるのかにゾクゾク、ワクワク。国内外の『白鳥の湖』を数多く観てきた私には、どちらにせよ、セットや結末には興味が湧く深い面白い作品のひとつです。
2007年3月、ABTのアメリカ国内ツアーでのデトロイト公演『白鳥の湖』の5回公演の内、3回も鑑賞するチャンスに恵まれました。デトロイトには素晴らしいオペラハウスがありますが、世界的に有名なバレエ団の舞台が観られるのは1〜2年に1度程度。『白鳥の湖』や『くるみ割り人形』のようなポピュラーな演目は特に人気があります。
DVDで何度も観ているマッケンジー版の内容は、やはり生の公演となると観応えがありました。幕ごとのセットや衣装は非常に色彩に富んでかつ荘厳、豪快に展開されユニーク。その中でくり広げられる各場面はハリウッド映画並みのアメリカらしい大胆な情景で、観客の眼を充分楽しませてくれました。眼の前のダンサーたちの迫力を肌で感じられ、群舞ではダンサーひとりひとりの動き、表情や個性を細かく表現させるマッケンジー版は魅力的、さすが、マッケンジー!改めて彼の凄さ、新しい演出に圧倒されます。
プロローグは、美しい女性が森の悪魔ロットバルトの魔法で白鳥に変えてしまうシーンですので、バレエ観賞初心者でも「白鳥の湖」を充分理解できるのが嬉しいと思います。楽しみです。
<3組のダンサーたちの魅力を堪能>
私が拝見した『白鳥の湖』の主役は、《パロマ・ヘレーラ&ゲンナジー・サヴェリエフ組》が2回、《ジリアン・マーフィー&ホセ・カレーニョ組》。
誕生日のお祭りシーンは、王妃から花嫁を選ぶよう言われた王子が、自由を奪われる悲しみから切ない表情のシーン。孤独な踊りと演技力でその雰囲気を十分に表現しつつ、カレーニョはオーラを放つ存在感で魅了。華麗なソロは上品で繊細、そして熟練された高い技術を持つ踊りはサヴェリエフと、配役の妙を楽しむことができ、これもスターダンサーを擁するアメリカン・バレエ・シアター(ABT)ならでは、とため息が出ました。
踊りが大胆で躍動感が舞台いっぱいにあふれるマーフィーの32回転は見事!DVDで観た時より更にレベルアップされ、腕を大きく上下に羽ばたきながらの大回転は今までにも見たことがありません。マーフィーとヘレーラのオデット/オディールは堂々とした安定感ある完璧なテクニックを披露。3幕のキャラクターダンスも必見。
舞台が明るく華やかな設定、幕が開いた瞬間、その華やかさにを奪われ客席までもが優雅な気分にさせる力強さ。音楽をくまなく使う演出、隅々までオーガナイズされたセット、長い演出にも拘わらず観客を退屈させず引き付ける魅力ある舞台で心から堪能させる傑作です。
日本の公演が待ち遠しい。
レポート:from ミシガン/Takako

2008年07月11日
「オールスター・ガラ」
華やかなダンサーたちが次から次へと登場する「オールスター・ガラ」公演。
どのダンサーたちが、どのパ・ド・ドゥを踊るのか・・・と、
じっくり見ていけば見ていくほど「スター揃い」を、つくづく感じるラインアップです。
ドヴォロヴェンコとベロセルコフスキーの《眠れる森の美女》、レイエスとカレーニョの《海賊》など、“このダンサーでこのパ・ド・ドゥで観たい”という希望に、そのまま応えてくれたかのようなプログラムです。
この中で、私が楽しみにしているのは《シナトラ組曲》
これまでに取材したダンサーたちが「シナトラ組曲を踊りたい」と話してくれたから。
カレーニョは、その時着ていた白いTシャツをギュッとつかみながら「憧れていたバリシニコフが初演したこの作品には特別な思いがある」と、ゴメスは「3曲目と4曲目が特に素敵だよね。いつも踊っていてジーンときてしまうんだ」とあの目で訴えて(!)くれました。そして、コレーラはバリシニコフの大ファン。前回グルジア国立バレエで来日した時に「バリシニコフが“シナトラ組曲”を踊った時にしていたカマーバンドを持っているんだ!」と教えてくれました。
そんな男性ダンサーたちの思い入れたっぷりな作品。
今回踊ってくれるのはカレーニョ(17日)と、コレーラ(18日)と、それぞれどんな“愛”を踊ってくれるのかが楽しみです。
そして、意外に注目なのは・・・とニューヨークの友人が教えてくれたのは、ケントとゴメスの「メリー・ウィドウ」のパ・ド・ドゥ。昨年、フェリの来日公演で「シンデレラ」のパ・ド・ドゥを踊った二人ですが、柔らかで少し憂いをおびたケントとダンディーなゴメスの“おとなな魅力”がたっぷりのはず。
最後に、すでにNYからのレポートでもご報告しました《ラビット・アンド・ローグ》
これはどんなに言葉を尽くすよりも、写真でご覧いただきましょう!
あらゆるダンス言語を駆使した、ノンストップの45分間
スティーフェル、コルネホ、マーフィー、ヘレーラ、ホールバーグ、サヴェリエフ、加治屋百合子・・・必見のダンサー総出演です!

2008年07月09日
携帯から無料着うた
曲名:「白鳥の湖」Op.20 4羽の白鳥の踊り
演奏:トウキョウフィルハーモニー交響楽団
指揮:渡邊一正
QRコードから着うたをダウンロード!

読取りが出来ない方はURLを入力(※パソコンからはアクセスできません。)
http://ja.cave.co.jp

2008年06月18日
アナニアシヴィリの「白鳥の湖」追加公演決定!とキャスト変更のお知らせ
アナニアシヴィリの《白鳥の湖》
ニーナ、ABTとの最後の来日公演
ニーナ出演の「海賊」は完売、「ガラ公演」も残席僅少。
多くのファンの方々の熱い要望にこたえて、
ニーナ主演の追加公演、急遽決定!
7月24日(木)13:00 東京文化会館
オデット/オディール:ニーナ・アナニアシヴィリ
ジークフリート王子:ホセ・カレーニョ
ロットバルト:ジャレッド・マシューズ
S¥20,000 A¥17,000 B¥14,000 C¥11,000 D¥8,000 E¥5,000
ジャパン・アーツ夢倶楽部会員:S¥19,000 A¥16,000 B¥13,000 C¥10,000 D¥7,200 E¥4,500
【学生席(各ランクの半額)】
残券がある場合に限り、7月13日(日)10:00よりジャパン・アーツぴあの電話のみで受付。入場時に学生証を拝見いたしますので、必ずお持ち下さい。
*社会人学生を除く25歳までの学生が対象です。 *夢倶楽部会員の方も一般価格の半額です。
6月29日(日)10:00発売!
※WEB、TELは同じ発売日です。
ジャパン・アーツ夢倶楽部会員WEB・TEL:
6月28日(土)10:00
ジャパン・アーツぴあメール会員:
6月28日(土)16:00
<お申込み>
ジャパン・アーツぴあ (03)5237-7711
キャスト変更のお知らせは下記の通りです。
★6月18日現在、以下の通り追加・変更がございますので、お知らせいたします。
【公演追加】
≪白鳥の湖≫
7月24日(木)13:00 *6月29日(日)10:00 緊急発売
〈オデット/オディール〉ニーナ・アナニアシヴィリ
〈ジークフリート王子〉ホセ・カレーニョ
【演目追加】
≪オールスター・ガラ≫
7月18日(金)19:00公演に、演目が追加になります。
『瀕死の白鳥』ニーナ・アナニアシヴィリ
(振付:ミハイル・フォーキン 音楽:カミーユ・サン=サーンス)
【ソリスト出演予定日変更】
≪オールスター・ガラ≫
7月17日(木)19:00
『シナトラ組曲』ミスティ・コープランド → ルチアーナ・パリス
『Rabbit & Rogue』マルセロ・ゴメス → ゲンナジー・サヴェリエフ
7月18日(金)19:00
『シナトラ組曲』ホセ・カレーニョ → アンヘル・コレーラ
『「海賊」 パ・ド・ドゥ』アンヘル・コレーラ → ホセ・カレーニョ
『Rabbit & Rogue』マルセロ・ゴメス → ゲンナジー・サヴェリエフ
≪海賊≫
7月19日(土)18:30
〈コンラッド〉未定 → マルセロ・ゴメス
〈ギュリナーラ〉ステラ・アブレラ → ミスティ・コープランド
7月20日(日)13:00
〈コンラッド〉デイヴィッド・ホールバーグ → コリー・スターンズ
〈ギュリナーラ〉ミスティ・コープランド → ユリコ・カジヤ (加治屋百合子)
7月20日(日)18:00
〈コンラッド〉マルセロ・ゴメス → デイヴィッド・ホールバーグ
≪白鳥の湖≫
7月25日(金)13:00
〈ジークフリート王子〉ホセ・カレーニョ → デイヴィッド・ホールバーグ
以上、ご了承をいただきますよう、お願い申し上げます。
★6月18日現在、このほかに変更はございません。
予定出演日・来日ソリスト・ガラ公演の演目は、今後も変更になる場合がございます。
公演日ごとの最終的な出演者は当日発表とさせていただきます。
出演予定者・演目に変更がありましても、お求めいただきましたチケットのキャンセルや
公演日の振替等はお受け致しかねますので、あらかじめご了承下さい。

2008年06月05日
トワイラ・サープ新作初演大成功!
今夜、ABTはここ2年がかりで取り組んでいたという、「Rabbit and Rogue」(Rogueとは“ならず者”というようなニュアンス) の世界初演を大成功させました。
振付:トワイラ・サープ(ダンス界の巨匠の一人、女性です)
音楽:ダニー・エルフマン(映画のシザー・ハンズ、チャーリーとチョコレート工場などのサントラ作っている人)
照明: ブラッド・フィールズ(ABT所属照明デザイナー)
衣装:ノーマ・カマリ
指揮:オームスビー・ウィルキンス
まずは流れるようなエルフマンの音楽(さすがに映画音楽の作曲家で、非常に聞きやすく、それでいて複雑で、幻想的な感じもする素晴らしい音楽)と、常に躍動し続ける、トワイラ・サープらしい振り付けに圧倒される舞台でした。
ホット&クールの絶妙なミックスというのが大きな印象です。
全体的にも、超コンテンポラリーすぎず、かといって中途半端なダサさは微塵もなく、アメリカの観客にも大うけで、最後はもちろん総立ちの拍手でした。
衣装は黒、白、そしてシルバーを基調に、女性はある人はシンプルな黒のレオタード、ジリアンなどは同じ黒でも少し透けてセクシーなところにスパンコールが沢山ついていて、客席から見てもキラキラするもの、加治屋さんは黒のセパレート水着のような衣装(これもセクシーで可愛い)と、白い衣装(パロマ・ヘレーラは白のシンプルな膝丈のドレス)と少しバリエーションがあります。
男性も中心の紳士&ならず者は黒の衣装(シンプルな全身のぴったりしたつなぎ。タイツではなくて下はズボン風)、一方スパンコールのジリアンと組んだデイヴィッド・ホールバーグは白のシャツに銀色のタイツ!(これは目がチカチカするくらい刺激的ですちなみに、今夜は紳士とならず者はイーサン・スティーフェルとエルマン・コルネホ。
女性のアンサンブルの人達も銀色のキラキラするトゥシューズで、さすがにお洒落な衣装でした。 何気なく名前を次々に書きましたが、こんなにスターが次々登場するバレエになっています。(他にもサヴェリエフなども出ていた)そこもABTのすごいところです。
ガラの前半をパ・ド・ドゥ集、後半この作品の組み合わせは超贅沢です!
特に上記にあげたような名前のある人達は、エチュードのような作品よりも、よりはっきりキャラクターの分かる登場のしかたになっているので、誰が誰か、その踊りの個性もダンサーの個性もハッキリ見分けがつきます。(衣装も違うし)モダン・ダンスなのに、贅沢な1幕物バレエを観た気分になれます。
ガラ公演の詳細はこちらから!
http://www.japanarts.co.jp/html/2008/ballet/ABT/index.htm

2008年05月30日
鈴木晶さん『バレエのお話会』講座レポート
小雨の降っていましたが、熱心なお客様がたくさんお越しくださって、西洋舞踊と東洋舞踊の魅力の違い、永遠の古典「白鳥の湖」の見どころ、どんなところに注目して観ると良いのか・・・などなど
興味深いお話に熱心にメモをとりながら聞いていらっしゃいました。
いきいき編集長の片寄斗史子さん
「皆さん、一緒にバレエを観にいきましょう!」 と最初にお話くださいました。
2時間の講座でしたが、あっという間。
鈴木先生の日本舞踊、歌舞伎、能・・・にまで及ぶお話に「バレエ」への興味がますます沸いています。
最後に質問コーナーも。
「初めてですが、行ってみたいと思います。先生のおすすめは・・・」など
今度は本当のステージを観てみたいという気持ちもふくらみました。

2008年05月27日
現地レポート
ニューヨークでのABT「海賊」公演の2日目は、マチネ(昼公演)とソワレ(夜公演)の1日2回。
まずマチネ公演では、ジュリー・ケント(メドーラ役)とデイヴィッド・ホールバーグ(コンラッド役)、イーサン・スティーフェル(アリ役)が登場。
現在、ABTの若手筆頭注目度No.1のデイヴィッド・ホールバーグが凛々しく勇敢な踊りで「理想のコンラッド」を体現してくれました。
静かにメドーラを見守る大人のコンラッド・・・という役づくりでしょうか・・・。
そして、前回2005年の日本ツアーにケガで参加できなかったイーサン・スティーフェルも優雅な(!)奴隷アリ役を披露。
「前回日本に行けなかったのは、僕が一番残念に思っているよ!日本で待っていてくれるファンの皆さんによろしく」とメッセージを送ってくれました。
そしてソワレ公演では、コール・ド・バレエからコンラッド役に大抜擢され、ニューヨークでも話題になったコリー・スターンズ(Cory Stearns)が登場。
メドーラを踊るイリーナ・ドヴォロヴェンコ、アリ役のアンヘル・コレーラらのスターダンサーに囲まれ、堂々のデビュー。
「もちろん、最初に“コンラッドを踊ってみないか”と言われた時は晴天の霹靂。ただただ驚いたけれども、これも僕に与えられた大きなチャンス、これを活かしてみたいというチャレンジングな気持ちにすぐになりました。」と話してくれたスターンズ。
スターダンサーたちの競演はもちろん、スター予備軍のダンサーたちがひしめくABTは、すみからすみまでチェックしていただきたい魅力にも溢れていました。 「海賊」のアリ役で大活躍だったアンヘル・コレーラからのビデオメッセージ。
(オープニング・ガラ公演後のパーティー会場で撮影したため、声がとても聞き取りにくいのですが「絶好調のアンヘル」をご覧いただけます!)
日本の大好きなファンの皆さん!
まもなく日本で踊ることができて、とても嬉しいです。
今年の夏はABTと一緒に踊るので楽しみにしていてください。
(次は僕がスペインでスタートさせるバレエ団と一緒に日本に行きたいな!)
PHOTO:KATSUYOSHI TANAKA

2008年05月21日
続報:「オープニング・ガラ」初日レポート
ABTの全幕公演の初日。
今シーズンは、日本公演でも披露される「海賊」からスタートしました!
ヘレーラの茶目っ気たっぷりの、愛すべきメドーラ、 ゴメスの一途で、情熱的なコンラッド、 何といっても、永遠に回ってしまいそうなテクニックを、軽々と披露してくれるアンヘル・コレーラのアリ・・・アンヘルは回りながら、脚を自由に曲げてみたり・・・
観客の声援を一身に集めていました。内面的にも、活動的にも「充実している」という自信を感じました。
ABTの魅力のひとつは、それぞれのプリンシパル・ダンサーが個性を大切にし、それをストーリーの中に生かしている、ということを再認識しました。
テクニックの素晴らしさはもちろん、ダンサーの役に対する思い入れ、ひとつの舞台を作り上げていくというABTの団結力を感じました。 (特に、コール・ド・バレエの素晴らしさは、ダンサーひとりひとりを大切に育ててきたマッケンジー芸術監督が任命されて10年、という流れを感じます)
明日も「海賊」公演が行われますが、ダンサーたちが個性豊かで充実しているABTこそ、同じ演目を違うダンサーで「見比べたい」という気持ちを強く持ちました。
公演の様子は舞台写真を入手しましたら、ご報告いたします。
どうぞお楽しみに!
・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
今日の午後「海賊」の公開リハーサルが行われました。
そこで熱心に「ピエルエット(回転)」の練習をするホールバーグです。
(昨日はオープニング公演の後、ガラ・パーティーが深夜まであったダンサーたちですが、ほとんどのプリンシパルたちが、クラスとリハーサルに参加していました。ABTを取材していると、プロフェッショナル!という本当の意味を感じます。)
METシーズン、そして日本公演に向けて意欲的なABTの様子、引き続きレポートしてまいります。

2008年05月20日
METシーズン「オープニング・ガラ」
いよいよ19日からMETシーズンが開幕しました!
ニューヨークの社交シーズンは、メトロポリタン劇場でのABT公演で幕を開けると言っても過言ではありません。華やかなスターダンサーが次から次へと登場するステージはもちろんのこと、ドレスアップしたセレブリティが集まり、まさにゴージャス!
現地から速報が届き次第、随時アップしますのでお楽しみに!
・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜 現地に出張しているスタッフからレポートが届きました!
アメリカン・バレエ・シアター(ABT)の公演が、ニューヨークのメトロポリタン劇場で開幕しました。
先週までメトロポリタン・オペラ公演が行われていた劇場。
週末に、ABTモードに代わりました!
多くのカメラマンが待ち構える中、不動産王として有名なドナルド・トランプ夫妻、NBSのニュースキャスター、モデル、デザイナー、プロデューサーなどのセレブが来場。ロビーでは着飾ったお客様があふれ、華やかでエキサイティングな雰囲気たっぷり。(私は見ることができなかったのですが、シガニー・ウィーバーやロバート・デ・ニーロもこっそり来場していたそうです)
今回の公演は、「メリー・ウィドウ」の華やかなシーンからスタート。幕が開くと客席からは、拍手と歓声!エルマン・コルネホが鋭く早いターンやジャンプを決めるたびに客席が沸きあがります。
その後、デイヴィッド・ホールバーグが日本公演でも披露する「白鳥の湖」のロットバルトのソロを披露。怪しい魅力、優雅なジャンプで客席をとりこに・・・。
ドヴォロヴェンコ、ベロセルコフスキー、マーフィー、スティーフェル、アナニアシヴィリ、コレーラ、ケント、ゴメス・・・と次から次へとスターダンサーが続き、クライマックスは「エチュード」!!
コレーラが群舞の中を、ジャンプで登場すると歓声と拍手!
ワイルズ、ラデツキーたちと「これでもか!これでもか!」とばかりに魅せてくれました。
会場は熱気と歓声、シーズンに向けての期待感があふれていました。
7月12日までここメトロポリタン劇場で公演が行われた後、いよいよ日本公演です。
ロビーで楽しむお客様たち
終演後に行われたガラ・パーティーの様子。
真ん中に「ダンス・スペース」が設けられ、お客様そしてダンサーたちが自由に踊れるようになっていました。

2008年04月01日
エキストラ・レッスン
アメリカン・バレエ・シアター(ABT)から、バレエ・ミストレスのスーザン・ジョーンズ先生が来日し、夏の日本公演で踊る「子どものダンサー(エキストラ)」たちにレッスンをしました。バレエのレッスンを4年以上受けていること、トゥーシューズの経験があること、そして150cm以下・・・などの条件をクリアして今回参加してくれるのは「シャンブルウエスト」の子どもたち。
レッスンは今日から3日間みっちり行われます。その後も「シャンブルウエスト」の今村博明先生と川口ゆりこ先生ご指導のもと夏までレッスンを重ね、本番に臨みます。
「舞台芸術は、ひとつひとつ細かいことの積み重ねが大きな感動につながっていくのです」こう語ってくれたABTスタッフの言葉を思い出しました。
ABTにダンサーとして1971年に入団したスーザン・ジョーンズ先生。1980年からはずっとダンサーたちの指導にあたっています。
日本の子どもたちはとても覚えるのが早く、レベルも高いとおっしゃっていました。
自らも踊りながら教える先生。子どもたちは少し緊張しながらも、一生懸命。とても楽しかった!と話してくれました。

2008年03月21日
マリインスキー国際フェスティバル 4日目
3月16日、第8回マリインスキー国際バレエフェスティバル4日目。その舞台で、ABTプリンシパル、ジリアン・マーフィーが、アンドリアン・ファジェーエフと共演。マリインスキー劇場デビュー公演「白鳥の湖」全幕を披露しました。
彼女のオデットは、気高い白鳥の女王である前に、1人の清らかな乙女としての姿が先にたっているように見えます。繊細な感受性を持ち、全身から醸し出される雰囲気はやわらかく温かみがあるもの。しかしそこには常に、抗うことの出来ない運命に対する悲しみも強く感じられます。マーフィーは、登場の瞬間からオデットの心の細かな動きを丁寧に掬い取り、その雄弁な上半身の動きで、それを見事に表現することに成功していたと言えるでしょう。
第1幕第2場、1点の曇りもなく王子を信頼し、彼の腕にすがるように身を委ねて踊るグラン・アダージョは、どこまでも情緒的で印象深く、この場最後の別れのシーンでは、ファジェーエフの見事な演技もあり、胸を締め付けられるような切なさを呼び起こされました。
第3幕になると、さらに悲愴感を濃くまとうようになりましたが、それに比例して、王子への抑えきれない愛情がより一層強まっていくように見えました。
Photo:N.Razina
それに対し第2幕で宮殿の広間に現れたオディールは、王子を騙すためにロットバルトに連れて来られただけとはいうものの、王子との心の駆け引きゲームを心底楽しんでいるかのよう。手を差し出しては引っ込め、目線を合わせては反らせ、他人であるオデットの“真似”をしてみせ・・・真っ向から挑戦してくるオディールに吸い寄せられていく王子の様子が、鮮やかに描き出されました。
グラン・パ・ド・ドゥのコーダで披露される全幕を通してのテクニック的な見せ場、グラン・フェッテ・アントゥールナンは、両腕を上にあげてのダブルに、トリプルまでも交えての華やかなものでした。
Photo:N.Razina
慣れない土地、舞踊スタイルの違い、225年の伝統を誇る劇場の代名詞K.セルゲイエフ版「白鳥の湖」・・・想像しうるプレッシャーの原因は限りなくありました。実際に、リハーサル開始当初、なかなかこの舞台の床に慣れることが出来ず、大変な苦労があったそう。そのような苦労を乗り越えて、満席の劇場から送られた大きな拍手と「ブラボー」の声の中で、ほっとしたように微笑みあうマーフィーとファジェーエフの姿が、とても美しく光り輝いて見えました。
レポート: チアトラールカ

2008年02月22日
プロフィール更新
2008年来日公演サイトにプロフィールを更新しました!
名前をクリックするとレパートリー、写真が見られます。下記URLでチェック!
http://www.japanarts.co.jp/html/2008/ballet/ABT/index.htm

2007年11月20日
特報!世界一ゴージャスなバレエ
アメリカン・バレエ・シアター
3年ぶりの来日!!
2008.7.17[THU] ⇒ 25[FRI]
東京文化会館

真夏の祭典
≪ABTオールスター・ガラ≫
7.17(木) 18(金)
男達が舞う
≪海賊≫
7.19(土) 20(日) 21(月・休)
ロットバルトが2人!?何かが違う!
≪白鳥の湖≫
7.23(水) 24(木) 25(金)
2008年2.17(日)一斉前売開始!
これがスーパースター軍団ABTだ!!
ニーナ・アナニアシヴィリ/マキシム・ベロセルコフスキー/ホセ・カレーニョ/アンヘル・コレーラ
エルマン・コルネホ/イリーナ・ドヴォロヴェンコ/マルセロ・ゴメス/デイヴィッド・ホールバーグ
パロマ・ヘレーラ/ジュリー・ケント/ジリアン・マーフィー/シオマラ・レイエス
イーサン・スティーフェル/ミシェル・ワイルズ
★11月20日現在の予定です。来日メンバーや公演日は変更になる場合がございます。
一旦お求めいただきましたチケットは、公演中止の場合を除きキャンセル・公演日の振替等をお受けいたしかねます。チケットをお求めの際は、あらかじめご了承下さい。
特報チラシが完成しました!※クリックすると拡大します。
[表]

[裏]

