ABTの全幕公演の初日。
今シーズンは、日本公演でも披露される「海賊」からスタートしました!
ヘレーラの茶目っ気たっぷりの、愛すべきメドーラ、 ゴメスの一途で、情熱的なコンラッド、 何といっても、永遠に回ってしまいそうなテクニックを、軽々と披露してくれるアンヘル・コレーラのアリ・・・アンヘルは回りながら、脚を自由に曲げてみたり・・・
観客の声援を一身に集めていました。内面的にも、活動的にも「充実している」という自信を感じました。
ABTの魅力のひとつは、それぞれのプリンシパル・ダンサーが個性を大切にし、それをストーリーの中に生かしている、ということを再認識しました。
テクニックの素晴らしさはもちろん、ダンサーの役に対する思い入れ、ひとつの舞台を作り上げていくというABTの団結力を感じました。 (特に、コール・ド・バレエの素晴らしさは、ダンサーひとりひとりを大切に育ててきたマッケンジー芸術監督が任命されて10年、という流れを感じます)
明日も「海賊」公演が行われますが、ダンサーたちが個性豊かで充実しているABTこそ、同じ演目を違うダンサーで「見比べたい」という気持ちを強く持ちました。
公演の様子は舞台写真を入手しましたら、ご報告いたします。
どうぞお楽しみに!
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今日の午後「海賊」の公開リハーサルが行われました。
そこで熱心に「ピエルエット(回転)」の練習をするホールバーグです。
(昨日はオープニング公演の後、ガラ・パーティーが深夜まであったダンサーたちですが、ほとんどのプリンシパルたちが、クラスとリハーサルに参加していました。ABTを取材していると、プロフェッショナル!という本当の意味を感じます。)
METシーズン、そして日本公演に向けて意欲的なABTの様子、引き続きレポートしてまいります。
2008年05月21日
続報:「オープニング・ガラ」初日レポート
posted by JAPAN ARTS at 18:54| ニュース
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