メイク室では、開演前に次々とダンサーが現れ仕上げのメイクをしてもらっています。
華やかなメイク以外にも沢山の口や顎の髭をひとつひとつ丁寧に小さなカールアイロンで整えていたりと細かな仕事もしていました。
今回の公演で、一番目を引くロットバルトのメイク。
どんな風にメイクをしているのか、気になった方も多いはず!
そこで、23日「白鳥の湖」の本番前にメイクの貴重な裏側レポートをお届けしたいと思います。
その日のロッドバルト役はアイザック・スタッパス。
長身でとてもハンサムですが、1時間後には彼の面影はなくなってしまいます。。。
緑色の薄いゴムキャップに2本の角が付いていて顔と耳の部分が空いてるかつらを被せます。
綿棒で際に接着剤を丁寧に着けてずれないように固定。
接着が上手くできたと思ったら、彼が下を向くと角の重みで額の部分にしわが寄ってしまうことが発覚!もう一度やり直してました。。。
次にゴムと肌の境目が分からないように緑色のクリーム系ファンデーションを塗っていきます。色を合わせるために、茶色や黄緑色を混ぜながら馴染ませていました。
もちろん、耳の中まで塗ります!
仕上げは、顔を立体的に見せるために金色でハイライトを、深緑色でシャドウを入れ、目を黒で縁取り、顔の部分は完成!
後はコスチュームを着て、まだ肌色が残っている胸や手の部分に緑色を塗っていきます。
これでロットバルトが完成しました!
近くで見るとかなり恐ろしいです。
開演ギリギリまでかかってしまい彼は急いで舞台に向かいました。
Photo:Rosalie O'Connor
2008年07月24日
ロットバルト、メイクレポート
posted by JAPAN ARTS at 17:07| レポート
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