7月20日18:00開演の「海賊」の前に、アメリカン・バレエ・シアター(ABT)の芸術監督のケヴィン・マッケンジーによるプレトークが行われました。
マッケンジーは今回の来日公演で注目の「白鳥の湖」を振り付け、2000年に初演をし、NYを沸かせました。そのマッケンジー版「白鳥の湖」の見どころをいち早く観客の皆さんに紹介しました。
本人がかつてダンサーだった頃、日本で初めて踊ったのが「白鳥の湖」。そこから出発し、いろいろな「白鳥の湖」に出会い、影響を受けてきました。マッケンジー版のもっとも特徴的なことは、ロットバルトを2人のダンサーが演じていることです。
「ロットバルトの持つ2面性、悪魔的なところと魅力的なところ。それを一人で演じるのが物理的に無理でした。それをデザイナーは素晴らしいヴィジュアルにしてくれました」。
23日にオデット/オディール役で出演のジュリー・ケントとジークフリート役で出演のマルセロ・ゴメスも登場!マッケンジー版「白鳥の湖」を愛する二人が、この作品に対する思い入れを語りました。
「この作品の2つの重要なテーマ、“愛と許し”、“愛が問われること”がとても美しく表現されています」
「対極のキャラクター、ロットバルトとジークフリート、どちらも魅力的です」