華やかなダンサーたちが次から次へと登場する「オールスター・ガラ」公演。
どのダンサーたちが、どのパ・ド・ドゥを踊るのか・・・と、
じっくり見ていけば見ていくほど「スター揃い」を、つくづく感じるラインアップです。
ドヴォロヴェンコとベロセルコフスキーの《眠れる森の美女》、レイエスとカレーニョの《海賊》など、“このダンサーでこのパ・ド・ドゥで観たい”という希望に、そのまま応えてくれたかのようなプログラムです。
この中で、私が楽しみにしているのは《シナトラ組曲》
これまでに取材したダンサーたちが「シナトラ組曲を踊りたい」と話してくれたから。
カレーニョは、その時着ていた白いTシャツをギュッとつかみながら「憧れていたバリシニコフが初演したこの作品には特別な思いがある」と、ゴメスは「3曲目と4曲目が特に素敵だよね。いつも踊っていてジーンときてしまうんだ」とあの目で訴えて(!)くれました。そして、コレーラはバリシニコフの大ファン。前回グルジア国立バレエで来日した時に「バリシニコフが“シナトラ組曲”を踊った時にしていたカマーバンドを持っているんだ!」と教えてくれました。
そんな男性ダンサーたちの思い入れたっぷりな作品。
今回踊ってくれるのはカレーニョ(17日)と、コレーラ(18日)と、それぞれどんな“愛”を踊ってくれるのかが楽しみです。
そして、意外に注目なのは・・・とニューヨークの友人が教えてくれたのは、ケントとゴメスの「メリー・ウィドウ」のパ・ド・ドゥ。昨年、フェリの来日公演で「シンデレラ」のパ・ド・ドゥを踊った二人ですが、柔らかで少し憂いをおびたケントとダンディーなゴメスの“おとなな魅力”がたっぷりのはず。
最後に、すでにNYからのレポートでもご報告しました《ラビット・アンド・ローグ》
これはどんなに言葉を尽くすよりも、写真でご覧いただきましょう!
あらゆるダンス言語を駆使した、ノンストップの45分間
スティーフェル、コルネホ、マーフィー、ヘレーラ、ホールバーグ、サヴェリエフ、加治屋百合子・・・必見のダンサー総出演です!