6/24(火)朝日新聞夕刊に掲載いたしました広告の中で、予定キャストに誤りがありました。
謹んでお詫びし、訂正いたします。
23日のロットバルトはスティーフェルではありません。ホールバーグです。
誤った情報を見逃してしまい、申し訳ありません。
「白鳥の湖」7/23(水)
[誤] ケント/ゴメス/スティーフェル
[正] ケント/ゴメス/ホールバーグ
2008年06月30日
「All about」掲載情報
「All about」でアメリカン・バレエ・シアターが紹介されています。
世界中の公演をご覧になっている長谷川あやさんが、ABTを紹介してくださっています。
現地NYでニーナ・アナニアシヴィリの「白鳥の湖」を観てくださったようです。
http://allabout.co.jp/entertainment/play/closeup/CU20080625A/

2008年06月24日
公演レポート/「白鳥の湖」(5月30日公演)
コール・ド・バレエの美しい『白鳥の湖』は、見ているだけで嬉しくなるものです。豪華な舞台に、白鳥達が幾度となくフォーメーションを変えながらも美しい一体感を披露するABTの『白鳥の湖』を見た感想は、まさに「手応えあり」。カンパニー全体のレベルアップを実感させてくれるものでした。
更にこの日、イリーナ・ドヴォロヴェンコのオデットとジュリー・ケントのオディールのダブルキャストに変更され、思いかけず一晩で2人の女性プリンシパルが登場する贅沢さに恵まれました。イリーナは、プロローグで幕の影に登場しただけで、反応の早いNYの観客の拍手を受け、凛とした美しさをもつオデットを披露。一方いつもたおやかさを感じさせるジュリーのオディールは、王子を誘惑する美しさと冷やかさがあり、こんなジュリーもいたのかとはっとさせられる程。
ところで、ガラ公演の『白鳥の湖』といえば、黒鳥と王子のパ・ド・ドゥ等、少なくとも「スワン(白鳥/黒鳥)」の登場を期待しがちですが、5月19日のオープニングガラでは「ロットバルトのソロ」(第3幕より)のみ。この場面だけ切り取られ、なかなか『白鳥の湖』に結びつかなかった私も、全幕を観てこのソロがいかに見どころであるのかが理解できました。ABTマッケンジー版では、悪魔とイケメンの2タイプのロットバルトが登場。イケメンの方は、舞踏会の式典の最中にソロを披露し、挙句の果てに王妃の隣の椅子に腰掛けるほどの図々しさに驚かされながらも迫力ある踊りに目を奪われます。
最後に、この30日の公演では、王子役のアンヘル・コレーラが目の肥えたニューヨーカーを魅了していたのは言うまでもありません。日本公演も楽しみです。

2008年06月20日
東急・銀座 ビジョン
東急沿線をご利用になっている方はお気づきかもしれませんが、
ABTのPR用動画が6/15〜放映されています!
また銀座、三越前の屋外ビジョンでは「白鳥の湖」の壮大な音楽にのって動画配信される予定です!

2008年06月18日
アナニアシヴィリの「白鳥の湖」追加公演決定!とキャスト変更のお知らせ
アナニアシヴィリの《白鳥の湖》
ニーナ、ABTとの最後の来日公演
ニーナ出演の「海賊」は完売、「ガラ公演」も残席僅少。
多くのファンの方々の熱い要望にこたえて、
ニーナ主演の追加公演、急遽決定!
7月24日(木)13:00 東京文化会館
オデット/オディール:ニーナ・アナニアシヴィリ
ジークフリート王子:ホセ・カレーニョ
ロットバルト:ジャレッド・マシューズ
S¥20,000 A¥17,000 B¥14,000 C¥11,000 D¥8,000 E¥5,000
ジャパン・アーツ夢倶楽部会員:S¥19,000 A¥16,000 B¥13,000 C¥10,000 D¥7,200 E¥4,500
【学生席(各ランクの半額)】
残券がある場合に限り、7月13日(日)10:00よりジャパン・アーツぴあの電話のみで受付。入場時に学生証を拝見いたしますので、必ずお持ち下さい。
*社会人学生を除く25歳までの学生が対象です。 *夢倶楽部会員の方も一般価格の半額です。
6月29日(日)10:00発売!
※WEB、TELは同じ発売日です。
ジャパン・アーツ夢倶楽部会員WEB・TEL:
6月28日(土)10:00
ジャパン・アーツぴあメール会員:
6月28日(土)16:00
<お申込み>
ジャパン・アーツぴあ (03)5237-7711
キャスト変更のお知らせは下記の通りです。
★6月18日現在、以下の通り追加・変更がございますので、お知らせいたします。
【公演追加】
≪白鳥の湖≫
7月24日(木)13:00 *6月29日(日)10:00 緊急発売
〈オデット/オディール〉ニーナ・アナニアシヴィリ
〈ジークフリート王子〉ホセ・カレーニョ
【演目追加】
≪オールスター・ガラ≫
7月18日(金)19:00公演に、演目が追加になります。
『瀕死の白鳥』ニーナ・アナニアシヴィリ
(振付:ミハイル・フォーキン 音楽:カミーユ・サン=サーンス)
【ソリスト出演予定日変更】
≪オールスター・ガラ≫
7月17日(木)19:00
『シナトラ組曲』ミスティ・コープランド → ルチアーナ・パリス
『Rabbit & Rogue』マルセロ・ゴメス → ゲンナジー・サヴェリエフ
7月18日(金)19:00
『シナトラ組曲』ホセ・カレーニョ → アンヘル・コレーラ
『「海賊」 パ・ド・ドゥ』アンヘル・コレーラ → ホセ・カレーニョ
『Rabbit & Rogue』マルセロ・ゴメス → ゲンナジー・サヴェリエフ
≪海賊≫
7月19日(土)18:30
〈コンラッド〉未定 → マルセロ・ゴメス
〈ギュリナーラ〉ステラ・アブレラ → ミスティ・コープランド
7月20日(日)13:00
〈コンラッド〉デイヴィッド・ホールバーグ → コリー・スターンズ
〈ギュリナーラ〉ミスティ・コープランド → ユリコ・カジヤ (加治屋百合子)
7月20日(日)18:00
〈コンラッド〉マルセロ・ゴメス → デイヴィッド・ホールバーグ
≪白鳥の湖≫
7月25日(金)13:00
〈ジークフリート王子〉ホセ・カレーニョ → デイヴィッド・ホールバーグ
以上、ご了承をいただきますよう、お願い申し上げます。
★6月18日現在、このほかに変更はございません。
予定出演日・来日ソリスト・ガラ公演の演目は、今後も変更になる場合がございます。
公演日ごとの最終的な出演者は当日発表とさせていただきます。
出演予定者・演目に変更がありましても、お求めいただきましたチケットのキャンセルや
公演日の振替等はお受け致しかねますので、あらかじめご了承下さい。

2008年06月17日
DVDで観るマッケンジー版《白鳥の湖》
収録:2005年2月、ワシントンDCのケネディ・センターにて
今回の来日公演で上演される、芸術監督ケヴィン・マッケンジーが2000年に発表した《白鳥の湖》は、伝統的なプティパ/イワノフ版の要所要所に独自の演出を加えた力作だ。そこに一貫しているのは、物語を合理的に進め、わかりやすく伝えようという工夫。たとえば、プロローグには美しい娘オデットが悪魔ロットバルトによって白鳥に変えられる場面を挿入し、第1幕では王子の友人ベンノと女友だちのパ・ド・トロワ、王子のパ・ド・ドゥと華やかな踊りを続けて王子の享楽的な生活を示したあと、憂いに満ちた対照的なソロで彼の満たされない心を表している。
そして、悪魔ロットバルトがこの版の陰の主役ともいえる活躍を見せることが目を引く。オデットとオディールをひとりのバレリーナが演じるのとは逆に、ここではロットバルトをふたりのダンサーが演じる。悪魔の本性を表す場面では『スターウォーズ』の悪役かバレエ《ワルプルギスの夜》の悪魔かといった、角の生えたおぞましい魔物として登場し、オデットや王妃に近づくときには、《ライモンダ》のサラセンの騎士アブデラフマンのような、濃いフェロモン男に変身して、女性の警戒心を失わせる。第3幕ではずうずうしく王妃の隣に座り、堂々とソロまで披露する。王妃をうまく惑わして、王子のオディールへの求婚をすんなりと認めさせてしまうのだ。
エンターテインメント性豊かな演出には見所が多く楽しめるが、さらに際だっているのが踊り手の熱演だ。オデット/オディールのジリアン・マーフィーは、はかなげな美貌に繊細な表現、強靱なテクニックを兼ね備え、王子のアンヘル・コレーラは抜きん出たテクニックは当然として、感情表現の豊かな演技がすばらしい。ラテン系髭面ロットバルトのマルセロ・ゴメスはダークな魅力全開で、第3幕のソロは圧巻。第3幕では各国の踊りも見応えがあり、中でもカルロス・ロペスとクレイグ・サルステインによる〈ナポリの踊り〉は、超絶技巧の連続で息をつく間もないほどみごとだ。
ジリアン・マーフィー
そして、バレエ界の大御所がふたり、舞台に花を添えていることにも注目したい。1960年代に英国ロイヤル・バレエで活躍し、ABTでバレエ・ミストレスを務めていたジョージナ・パーキンソンが王妃、1914年生まれで'30年代からバレエ・リュス・ド・モンテカルロ、英国ロイヤル・バレエなどのスターだったフレデリック・フランクリンが王子の家庭教師ヴォルフガングを演じている。過去にもこういった大ベテランの演技が財産として蓄えられ、バレエ団の歴史に厚みを加えてきたのだろう。ABTが現代的でありながら、長い歴史に支えられた団体であることを再認識させられる。(R)

2008年06月16日
2008年06月13日
2008年06月10日
ダンスキューブ
レポートではクラスレッスンの写真やガラ・パーティーでのダンサーの写真が見られます。
◎加治屋百合子さんのインタビュー
◎来日直前NYレポート

2008年06月06日
2008年06月05日
トワイラ・サープ新作初演大成功!
今夜、ABTはここ2年がかりで取り組んでいたという、「Rabbit and Rogue」(Rogueとは“ならず者”というようなニュアンス) の世界初演を大成功させました。
振付:トワイラ・サープ(ダンス界の巨匠の一人、女性です)
音楽:ダニー・エルフマン(映画のシザー・ハンズ、チャーリーとチョコレート工場などのサントラ作っている人)
照明: ブラッド・フィールズ(ABT所属照明デザイナー)
衣装:ノーマ・カマリ
指揮:オームスビー・ウィルキンス
まずは流れるようなエルフマンの音楽(さすがに映画音楽の作曲家で、非常に聞きやすく、それでいて複雑で、幻想的な感じもする素晴らしい音楽)と、常に躍動し続ける、トワイラ・サープらしい振り付けに圧倒される舞台でした。
ホット&クールの絶妙なミックスというのが大きな印象です。
全体的にも、超コンテンポラリーすぎず、かといって中途半端なダサさは微塵もなく、アメリカの観客にも大うけで、最後はもちろん総立ちの拍手でした。
衣装は黒、白、そしてシルバーを基調に、女性はある人はシンプルな黒のレオタード、ジリアンなどは同じ黒でも少し透けてセクシーなところにスパンコールが沢山ついていて、客席から見てもキラキラするもの、加治屋さんは黒のセパレート水着のような衣装(これもセクシーで可愛い)と、白い衣装(パロマ・ヘレーラは白のシンプルな膝丈のドレス)と少しバリエーションがあります。
男性も中心の紳士&ならず者は黒の衣装(シンプルな全身のぴったりしたつなぎ。タイツではなくて下はズボン風)、一方スパンコールのジリアンと組んだデイヴィッド・ホールバーグは白のシャツに銀色のタイツ!(これは目がチカチカするくらい刺激的ですちなみに、今夜は紳士とならず者はイーサン・スティーフェルとエルマン・コルネホ。
女性のアンサンブルの人達も銀色のキラキラするトゥシューズで、さすがにお洒落な衣装でした。 何気なく名前を次々に書きましたが、こんなにスターが次々登場するバレエになっています。(他にもサヴェリエフなども出ていた)そこもABTのすごいところです。
ガラの前半をパ・ド・ドゥ集、後半この作品の組み合わせは超贅沢です!
特に上記にあげたような名前のある人達は、エチュードのような作品よりも、よりはっきりキャラクターの分かる登場のしかたになっているので、誰が誰か、その踊りの個性もダンサーの個性もハッキリ見分けがつきます。(衣装も違うし)モダン・ダンスなのに、贅沢な1幕物バレエを観た気分になれます。
ガラ公演の詳細はこちらから!
http://www.japanarts.co.jp/html/2008/ballet/ABT/index.htm
